志式神社
福岡県 福岡市 福岡県福岡市東区奈多1236
由緒
ふむ、ここが志式神社じゃな。福岡市東区奈多に鎮座する、なかなかの古社であるぞ。創建の年代ははっきりせぬが、遥か昔よりこの地の守護神として、人々から篤く崇敬されてきたのじゃ。 主祭神は志式島比売命(ししきしまひめのみこと)である。この神は、かの宗像三女神の一柱、多紀理毘売命(たぎりびめのみこと)の別名とも伝えられておるな。海上交通の安全や漁業の守護神として、古くから信仰を集めておるぞ。なにしろ、奈多地区は玄界灘に面し、昔から漁業が盛んな土地柄であったゆえ、海上での安全と豊かな漁獲を願う人々によって、志式島比売命が祀られるようになったのであろうな。 歴史を紐解けば、奈多地区は古代より大陸との交流の要衝であり、海上交通の拠点であったことがわかる。ゆえに、航海の安全を祈願する信仰が深く根付いていたのであろう。また、志式神社は、奈多地区の総鎮守として、地域の人々の暮らしに密接に関わってきたのじゃ。五穀豊穣や家内安全、病気平癒など、様々な願いを込めて人々が参拝し、地域の精神的な支柱としての役割を担ってきたのであるぞ。 現在の社殿は、度重なる修復や改築を経てはいるが、境内には古くからの面影を残す石碑や狛犬などが見られ、長い歴史を感じさせるものじゃ。地域の人々によって大切に守り伝えられてきた志式神社は、奈多の歴史と文化を今に伝える貴重な存在であるのじゃよ。