田野天建神社
宮崎県 宮崎市 宮崎県宮崎市田野町甲2793
由緒
宮崎県宮崎市田野町甲2793に鎮座する、この田野天建神社じゃな。 当社の創り始めの年については、はっきりとした記録は残されておらぬのじゃ。しかし、江戸時代後期の地誌である『日向国史』には、田野村の神社として「天建神社」の名が記されておるぞ。このことから、少なくとも江戸時代後期には、既にこの地に存在していたことがうかがえるのじゃ。 祀られておる神様は、一般に「天建神(あまたけつかみ)」と称される神様じゃが、その詳しい神格については諸説あるのじゃよ。ある説には、武甕槌命(たけみかづちのみこと)や経津主命(ふつぬしのみこと)といった武の神、あるいは国土を開きし神様が祀られておるとも考えられておるな。この地域では、天建神を「天建様」と親しみを込めて呼び、病を癒やし、厄災を避け、そして五穀豊穣を守る神として、人々は深く信仰してきたのじゃ。 田野の地は、古くから農業が盛んな場所であったぞ。人々は自然の恵みに感謝し、また自然の猛威から身を守るために、この地の鎮守として天建神社を大切にしてきたのじゃな。社殿の改築や修復に関する具体的な記録は少ないものの、地域住民の信仰の中心として、祭礼や年中行事が途切れることなく受け継がれてきたことは想像に難くないぞ。 今もなお、田野天建神社は地域の守り神として、地元の人々の信仰を集めておる。毎年行われる例祭では、地域の安全と繁栄が祈られ、多くの人々が参拝に訪れるのじゃよ。詳しい歴史的資料は限られてはおるが、この地に深く根差した神社として、その存在は田野町の歴史と文化に深く関わっておる、と吾輩は見るぞ。