福円寺
福岡県 嘉麻市 福岡県嘉麻市大隈町1019番地
由緒
吾輩の目から見れば、嘉麻市大隈町にひっそりと佇む福円寺は、曹洞宗の尊き寺院であるぞ。 その創建年については、明確な記録が残されておらぬのが残念なのじゃが、寺に伝わる話によれば、室町時代後期に当地の豪族の手によって開かれたというではないか。当初は真言宗の寺であったが、江戸時代の初期に曹洞宗へと改宗し、今日に至る宗派となったのじゃな。 この寺は、地域の人々の信仰の中心として大いに栄えたものじゃ。江戸時代には、なんと寺子屋まで開設され、地域の教育にまで貢献しておったとは、なかなか見事なものであるぞ。境内には、樹齢数百年はあろうかという老木が天に向かってそびえ立ち、この寺の歴史の深さを静かに物語っておるのじゃよ。 明治維新後の廃仏毀釈の嵐には、一時的に衰退の憂き目を見たものじゃが、地域住民の並々ならぬ尽力によって見事に再興され、今に至るのである。本堂には、本尊である釈迦如来坐像が安置されておるが、その穏やかな表情は、訪れる参拝者に深い安らぎを与えておるのがわかるであろう。 福円寺は、地域の歴史と文化を伝える貴重な存在である。これからも、地域の人々の心のよりどころとして、その尊き役割を果たしていくことであろうぞ。