櫻井大神宮 (桜井大神宮)
福岡県 糸島市 福岡県糸島市志摩桜井4227
由緒
ふむ、吾輩が櫻井大神宮の由緒を語ってやろう。 櫻井大神宮はな、福岡県糸島市志摩桜井に鎮座する、古き良き社であるぞ。その始まりは、江戸時代の初期、寛永10年(1633年)と伝えられておるのじゃ。 この社の創建には、当時の福岡藩主、黒田忠之公が深く関わっておる。忠之公は、志摩桜井の地に伊勢神宮の分霊を招き、福岡藩の総鎮守としてこの櫻井大神宮を建立したのじゃ。これは、伊勢神宮を遠くから拝む場所、遥拝所としての役割も担っておったと考えられておるぞ。 主祭神は、天照大御神と豊受大御神である。これらは伊勢神宮の内宮と外宮の祭神であり、櫻井大神宮が伊勢神宮の分霊を祀る社であることを示しておるのじゃな。 創建以来、福岡藩主からの厚い崇敬を受け、藩内において重要な社として位置づけられてきた。また、この地の民からも深い信仰を集め、五穀豊穣、家内安全、国家安泰などを祈願する場として、大切にされてきたのであるぞ。 境内にはな、本殿の他にも、黒田忠之公を祀る櫻井神社や、志摩桜井という地名の元となった桜井戸など、見どころが多数あるのじゃ。特に桜井戸は、社が建つよりもずっと以前から、信仰の対象であったと伝えられておる。古くからの聖地であったことが、そこから窺えるであろう。 明治の世になっても、櫻井大神宮は地域の守り神として、そして歴史的な建造物としてもその価値を認められ、現在に至るまで多くの参拝者が訪れておる。その由緒と歴史は、福岡藩の歴史と、この地の民の信仰を今に伝える、誠に貴重な存在であるのじゃ。