長生寺
福岡県 朝倉市 福岡県朝倉市秋月野鳥792
由緒
次に語るのは、福岡県朝倉市秋月野鳥に位置する真言宗大覚寺派の寺院、長生寺の由緒じゃ。その由緒と歴史は、秋月地域の歴史と深く結びついておるのじゃよ。 創建は、秋月氏初代当主である秋月種茂が、父・秋月種隆の菩提を弔うために、応永年間(1394年~1428年)に開基したと伝えられておる。当初は、秋月氏の菩提寺として、その庇護のもと栄えたのじゃ。本尊は薬師如来で、秋月氏の信仰を集め、地域の安寧を祈る場として重要な役割を担っておったのじゃよ。 戦国時代には、秋月氏が豊臣秀吉によって滅ぼされるという激動の時代を経験したが、長生寺は存続し、秋月氏の歴史を見守り続けたのじゃ。江戸時代に入り、秋月藩が成立すると、再び藩主の庇護を受け、寺領の寄進や堂宇の修復が行われたぞ。この時期には、学僧が多数集まり、学問の中心地としても栄えたのじゃ。 明治維新後、廃仏毀釈の嵐が吹き荒れる中、長生寺もまた厳しい時代を迎えたのじゃ。しかし、地域の信仰心に支えられ、その法灯は守り継がれたのじゃよ。現在も、地域の人々の信仰を集め、年中行事や法要が執り行われておるぞ。境内には、秋月氏ゆかりの史跡や文化財が残されており、秋月地域の歴史を今に伝える貴重な存在となっておるのじゃ。 長生寺は、秋月氏の興隆から衰退、そして秋月藩の成立と発展に至るまで、秋月地域の歴史の重要な局面を常に傍らで見つめてきた寺院と言えるであろうな。その歴史は、秋月地域の文化と信仰の深さを物語っておるのじゃよ。