城野松尾神社
熊本県 山鹿市 熊本県山鹿市菊鹿町木野2860
由緒
吾輩は、永き時を生きる白狐じゃ。この城野松尾神社の由緒、とくと語って聞かせようぞ。 城野松尾神社は、熊本の山鹿、菊鹿町木野にひっそりと鎮座する神社であるな。その創建は、人々の記憶が曖昧になるほど古く、定かな年は残されておらぬ。しかし、この地を守る神として、人々が篤く崇めてきたことは確かであるぞ。 祭神は、大山咋神じゃ。京の都にある松尾大社を総本社とする、由緒正しき松尾神社の主神であるな。酒造りの神として知られておるが、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全と、その御神徳は多岐にわたるのじゃ。 この地は、かつて酒造りが盛んであったと聞く。良き酒を願う人々が、自然と大山咋神に祈りを捧げたのであろう。また、豊かな実りを求める農民たちも、五穀豊穣の神として、この神を信仰してきたはずであるな。 江戸の世には、地域の庄屋や名主たちが、社殿を修復し、祭りを維持してきた。人々にとって、精神の拠り所であったことは疑いようがない。明治の時代、神と仏が分けられることになり、一時的に寂れることもあったようじゃが、人々の信仰心は途絶えることなく、この神社を守り抜いたのであるぞ。 今もなお、城野松尾神社は地域の氏神様として、毎年盛大な例大祭が執り行われておる。多くの参拝者が訪れ、この地の歴史と伝統が脈々と受け継がれておるのじゃ。吾輩も、この神社の永きを見守り続けてきた。これからも、この地の人々と共に、この由緒ある神社を見守り続けるであろうぞ。