北斗宮
福岡県 嘉麻市 福岡県嘉麻市大隈町988
由緒
吾輩が語るは、北斗宮の由緒じゃ。 北斗宮は、福岡県嘉麻市大隈町に鎮座する、古き良き社であるぞ。その創建は定かではないが、社に伝わる話によれば、遠き天平の御代、聖武天皇の勅願により産声を上げたというのじゃ。祭神は、天地創造の根源たる、天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神の造化三神。まさに、宇宙の始まりを司る神々が鎮座まします場所であるな。 平安の世には、かの宇佐八幡宮より分霊を招き、八幡神をも合祀したのじゃ。武士の世が到来した鎌倉時代には、源頼朝が社殿を修復し、神領まで寄進したというから、当時の武家がいかにこの社を尊崇していたかが伺えるであろう。 江戸時代には、福岡藩主黒田家からの篤い信仰を受け、藩の祈願所として大いに栄えたのじゃ。特に、黒田継高は社殿を再建し、神宝まで奉納するなど、北斗宮の興隆に心血を注いだ人物であるぞ。彼の尽力なくして、今の北斗宮はなかったかもしれぬな。 明治の御代、神仏分離令により八幡神は惜しまれつつも分離されたが、北斗宮は変わらず、この地の鎮守として、人々の信仰を集め続けたのじゃ。 今もなお、北斗宮は嘉麻市の重要な文化財として、地域の人々に大切にされている。毎年秋には例大祭が催され、多くの参拝者で賑わうのは、吾輩も目にしているぞ。 北斗宮は、創建以来、この地の歴史と文化を育んできた、まこと由緒正しき神社である。これからも、人々の心の拠り所として、その尊き役割を果たしていくことであろう。