喜多院
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喜多院
金の旅人 2026-06-15 🕯️ 1

川越散策、開始。 川越駅から神社仏閣を結ぶバスが出ていて、思ったより楽に着けました。土曜日でしたが、朝早めに動いたおかげで、10時頃の境内はまだ空いてました。 最初に出迎えてくれるのが、堂々とした山門。喜多院でいちばん古い建物。寛永15年(1638)の川越大火で喜多院はほぼ全焼しましたが、この門だけは焼け残りました。江戸当時の空気を、そのまま今に伝えてくれています。 中へ進むと、多宝塔が目に飛び込んできます。入り口には真言のお札。喜多院は「川越大師」とも呼ばれ、厄除けで名高い元三大師を祀るお寺で、天台宗ながら密教の色が濃い。護符や祈祷の文化が今も息づいています。お札の真言も、この寺の成り立ちと地続きなのだと、後から腑に落ちました。 本堂でお参りをして、御朱印をいただきました。 書院・客殿・五百羅漢の拝観は500円。 客殿の前に広がる紅葉山庭園に腰を下ろしたら、頭が空っぽになって、気づけば30分程経っていました。この庭と建物、全焼後に3代将軍・家光が再建するとき、江戸城紅葉山の御殿をまるごと解体して運んできたもの。「家光誕生の間」も「春日局化粧の間」もここにある。川越にいながら、江戸城の一部を眺めていたわけです。 そして五百羅漢。日本三大羅漢のひとつで、全538体。天明2年(1782)から約50年、ひとりの僧の発願で始まり、その人の死後も弟子たちが引き継いで完成させたもの。笑う、泣く、怒る、内緒話をする、酒を酌み交わす——一体として同じ顔がない。石なのに、やけに人間臭い。深夜にこっそり頭を撫でると、ひとつだけ温かいものがあって、それが亡き親の顔に似ている、という言い伝えもあるそうです(今は夜間立入禁止ですが)。 お庭で時間が経ってしまったので気がつけば12時前。敷地内で蕎麦そうめんを頂いて次に向かいます。