御朱印アプリは増えている。しかし「とりあえず人気のやつ」で選ぶと、自分の巡り方に合わない機能に振り回されることになる。
この記事では、実際に使い比べた上で目的別に5つのアプリを紹介する。「何をしたいか」から逆引きすれば、迷わない。
比較の前に:御朱印アプリに求められる3つの機能
どのアプリにも共通して求められるのは以下の3つだ。
- 探す — 近くの神社仏閣を地図で見つける
- 記録する — 参拝日、御朱印の写真、感想を残す
- 振り返る — いつ、どこに行ったかを一覧で見返す
この3つをベースに、各アプリがどこに強みを持つかで性格が分かれる。
1. ホトカミ — 「みんなの参拝記録」で情報を集めたい人向け
運営: DO THE SAMURAI|料金: 無料(アプリ内課金あり)|対応: iOS / Android
国内最大級の参拝記録SNS。140万人が利用し、35万件以上の参拝記録と210万枚の写真が投稿されている。
強み:
- 15万件以上の神社仏閣データベース
- 他のユーザーの参拝記録・御朱印写真を閲覧できる
- 月ごとの限定御朱印特集で「今行くべき場所」がわかる
- 「行きたい」リストで訪問計画を管理
こんな人に向いている: 他の人の御朱印や参拝レポートを参考にしたい人。情報収集が好きな人。限定御朱印を逃したくない人。
注意点: SNS的な性格が強く、記録を「投稿」する意識が必要。静かに自分だけで記録したい人には少し騒がしいかもしれない。
2. 神社がいいね/お寺がいいね — データベースで網羅的に探したい人向け
運営: KYOFU LLC|料金: 無料(アプリ内課金あり)|対応: iOS / Android
30万ダウンロード超。15万件以上の神社仏閣を収録した”御朱印帳アプリ”の定番。「神社がいいね」(神社特化)と「お寺がいいね」(寺院特化)の姉妹アプリ構成。
強み:
- 圧倒的な収録数(15万件超)
- 「御朱印登録のある神社のみ」でフィルタリング可能
- 都道府県別の参拝ランキング
- 境内社・本社の区別にも対応
こんな人に向いている: とにかく数を集めたい人。マイナーな神社も網羅的に探したい人。地図ベースで「この辺りに神社ないかな」と探すスタイルの人。
注意点: UIは実用重視で、デザインの洗練さは控えめ。神社とお寺でアプリが分かれているため、両方巡る人は2つインストールが必要。
3. 御朱印めぐり — ゲーム感覚で楽しみながら集めたい人向け
運営: 個人開発|料金: 無料(プレミアムプランあり)|対応: iOS
AIガイドの白狐がナビゲートする、御朱印収集×ゲーミフィケーションのアプリ。参拝するほど「巡位」(レベル)が上がり、成長が可視化される。ユーザー同士で授与情報を共有・編集できるコミュニティ機能も備えている。
強み:
- AIガイド — 神社の歴史やご利益をその場で解説。質問にも答えてくれる
- 巡位システム — 参拝するほどレベルが上がり、成長が可視化される
- 季節のシェアカード — 御朱印の写真を桜・紅葉・雪など季節の装飾付きカードにして共有
- 参拝ログ — 日記のように感想を残せる。「何を感じたか」を記録する設計
- 授与情報のコミュニティ編集 — ユーザーが御朱印・お守りの情報を追加・更新できる
- 和モダンUI — ダークモード対応の洗練されたデザイン
こんな人に向いている: 御朱印集めを「ゲーム」として楽しみたい人。参拝の思い出を丁寧に残したい人。デザインにこだわりたい人。
注意点: 新しいアプリのため、収録神社数は大手には劣る。Android版は未対応。
4. 御朱印マップ — 地図と霊場ルートで巡りたい人向け
運営: TUKUTTE LLC|料金: 無料(月額課金あり)|対応: iOS
全国数百の霊場とその構成寺社を収録した地図特化型アプリ。四国八十八ヶ所、坂東三十三観音など、霊場巡りのルート計画に強い。
強み:
- 霊場ルートの視覚化
- 参拝済み/未参拝の地図上マーキング
- 年末年始の全機能無料開放キャンペーン
こんな人に向いている: 特定の霊場を制覇したい人。地図を見ながらルート計画を立てたい人。
注意点: iOS専用。フル機能には月額課金が必要。一般的な神社巡り(霊場以外)にはやや不向き。
5. 御朱印ノート — 記録を資料として整理したい人向け
運営: 個人開発|料金: 完全無料|対応: iOS / Android
630霊場を収録し、完全無料・課金一切なしで使える御朱印記録アプリ。達成率や年間参拝数をグラフで自動集計してくれる。
強み:
- 完全無料(アプリ内課金なし)
- 630霊場の達成率を自動計算
- 市区町村・郵便番号・鉄道駅・現在地など多彩な検索
- タグ機能で自由に分類
こんな人に向いている: 課金したくない人。霊場ごとの達成率を管理したい人。データを整然と記録したい几帳面な人。
注意点: UIは機能重視で簡素。コミュニティ機能やSNS連携はない。
目的別おすすめ早見表
| やりたいこと | おすすめアプリ |
|---|---|
| 他の人の御朱印を見て参考にしたい | ホトカミ |
| マイナーな神社も漏れなく探したい | 神社がいいね |
| 楽しみながら集めたい・成長を感じたい | 御朱印めぐり |
| 霊場巡りのルートを計画したい | 御朱印マップ |
| 無料で記録を整理したい | 御朱印ノート |
まとめ:自分の「巡り方」で選ぶ
御朱印アプリに正解はない。大事なのは自分の巡り方に合っているかどうかだ。
情報をたくさん仕入れてから巡りたいならホトカミ。とにかく数を集めるなら神社がいいね。参拝そのものを楽しみたいなら御朱印めぐり。霊場制覇が目標なら御朱印マップか御朱印ノート。
複数のアプリを併用するのもいい。たとえば、探すときはホトカミで情報収集して、記録は御朱印めぐりで丁寧に残す、という使い分けも自然だ。
まずは気になったアプリを1つ入れて、次の参拝で使ってみてほしい。


