aso yamagami jinja ( aso jinja okunomiya )
History
うむ、さて、吾輩が語るは、阿蘇山上神社(阿蘇神社奥宮)の由緒であるぞ。 この神社はな、熊本県阿蘇市黒川に鎮座しておる。その創建は、欽明天皇14年(552年)頃と伝えられておるのじゃ。随分と昔の話じゃな。 この神社の創建には、阿蘇山の噴火という、なかなかに荒々しい歴史が深く関わっておるのじゃ。当時の阿蘇山の大噴火たるや、それはもう凄まじかったらしいぞ。その猛威を前に、阿蘇宮(現在の阿蘇神社)の二の宮、三の宮、五の宮に祀られていた神々の荒魂(あらみたま)が、噴火口に祀られることになったのじゃ。これはな、噴火の猛威を鎮め、地域の安寧を願う人々の切実な思いから生まれた信仰の形であると、吾輩は見ておるのじゃ。 現在、阿蘇山上神社は、肥後国一之宮である阿蘇神社の奥宮として位置づけられておる。奥宮とは、本宮から離れた霊山や聖地に設けられることが多いのじゃが、その地の自然そのものが神聖視される傾向にある。阿蘇山上神社も、阿蘇山の噴火口という、まさに阿蘇の神威を最も強く感じられる場所に鎮座しておるからして、阿蘇信仰の中心的な聖地の一つとして崇敬されてきたのであるぞ。 具体的な祭神についてはな、阿蘇神社の二の宮、三の宮、五の宮の荒魂とされておる。それぞれの神社の祭神は、健磐龍命(たけいわたつのみこと)の子孫や妃神など、阿蘇開拓の神々じゃな。これらの神々の荒魂が祀られることで、阿蘇山の噴火活動を鎮め、地域の豊かな恵みをもたらすことを祈願する信仰が育まれてきたと言えるであろう。 このように、阿蘇山上神社は、阿蘇山の噴火という自然現象と、それに対する人々の畏敬の念、そして地域の安寧を願う信仰が結びついて誕生し、今日まで大切に受け継がれてきた歴史を持つ神社であるぞ。吾輩も、この地の神秘には感服するばかりであるのじゃ。