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tsumori jinguu

Kumamoto 上益城郡 kumamotoken kamimashiki gun mashiki machi jichuu 708

History

吾輩が語るは、津森神宮の由緒じゃ。熊本県上益城郡益城町寺中に鎮座する、まことに歴史ある神社であるぞ。その創建は古く、社伝によれば、景行天皇が九州を巡幸された折、この地を訪れられたのが始まりなのじゃよ。人々が天皇の御徳を慕い、お祀りしたのが事の起こりであると伝えられておる。 主祭神は、第12代天皇であらせられる景行天皇じゃ。熊襲征伐のために九州を巡幸されたことで知られておるな。津森神宮は、その御巡幸の地の一つとして、古くからこの地域の者たちの信仰を深く集めてきたのじゃ。 歴史を紐解けば、中世には阿蘇大宮司の支配下に入り、阿蘇神社の末社として崇敬されておった。戦国時代には、益城の領主たる甲斐氏や菊池氏といった武将たちも篤く信仰し、彼らによって社殿の造営や修復がなされた記録が残っておるぞ。江戸時代に入ると、肥後藩主細川氏からも手厚い保護を受け、藩の祈願所の一つとして大いに栄えたのじゃな。 明治維新後、近代社格制度においては郷社に列せられ、地域の総鎮守として、また交通安全や五穀豊穣、家内安全の神として、現在に至るまで多くの参拝者が訪れておる。特に、秋には盛大な例大祭が執り行われ、地域住民が一体となって伝統的な神事を守り伝えておるのじゃよ。 津森神宮は、景行天皇の御巡幸という古代の歴史に根ざし、中世から近世にかけて地域の有力者たちの信仰を集め、そして現代へと続く人々の暮らしに寄り添ってきた、益城町の歴史と文化を語る上で欠かせぬ存在であるぞ。