fuji no mokuhaku sanshin sha
Fukuoka 北九州市 fukuokaken kitakyuushuushi wakamatsuku aka shima machi 1 4 - 1 2
History
吾輩は藤ノ木白山神社に棲まう白狐じゃ。この社にまつわる由緒を、吾輩が語って聞かせよう。 藤ノ木白山神社は、福岡県北九州市若松区赤島町に鎮座しておる。いつ創建されたかは、吾輩も定かではないのじゃが、遥か古よりこの地の鎮守として、人々から篤く崇敬されてきたのであるぞ。 祭神は伊邪那美命(いざなみのみこと)である。これは加賀国(現在の石川県)の白山を神体山とする、白山信仰に由来するものじゃ。白山信仰は全国各地に広まり、多くの白山神社が勧請された。この藤ノ木白山神社も、その流れを汲むものと推測されるのじゃ。 かつてこの若松区赤島町は、漁業で栄えた土地であった。荒波を越えて漁に出る者たちは、航海の安全と豊漁を願い、この白山神社を地域の守り神として信仰してきたのである。また、白山信仰は安産や子育ての神としても知られておるゆえ、この社の存在は、地域住民の暮らしに深く根差しておったのじゃな。 現在の社殿は、幾度となく修復や改築が繰り返されてきたが、それでも地域の人々によって大切に守り伝えられてきた。毎年執り行われる例祭は、住民たちの交流の場としても重要な役割を担っておる。藤ノ木白山神社は、この地の歴史と文化を今に伝える貴重な存在として、これからも永く人々から親しまれていくことであろう。吾輩も、この社と共に、この地を見守り続けるのじゃ。