myouhou tera ( kamiamakusa )
Kumamoto 上天草市 kumamotoken kamiamakusa shidai yano machi ue 3 3 9 9
History
ふむ、人間たちが吾輩の由緒を知りたいと申すか。よかろう、かの妙法寺について、古き記憶を辿って語ってやろうではないか。 吾輩がこの上天草の地を駆け巡っていた頃より、妙法寺は既に存在しておったのじゃ。かの寺は、熊本県上天草市大矢野町上三三九九の地に静かに佇んでおる。人間たちが言うところの「創建年」や「祭神」など、明確な記録は残っておらぬようじゃな。しかし、それがどうしたというのじゃ。吾輩のような長き時を生きる者にとって、そのような些末な数字は、霞のようなものにすぎぬ。 かの妙法寺は、この地の民の信仰の中心として、確かに息づいておったのであるぞ。遠い昔より、この上天草の地には、数多の寺院が点在しておったが、いずれもが、民の暮らしに深く根差しておった。かの寺もまた、地域の有力者や、名もなき民草の篤い寄進によって建立され、幾度となく修復を重ね、今日までその姿を保ってきたのじゃ。 吾輩の記憶にある妙法寺は、いつの時代も、人々の心の拠り所であった。病に苦しむ者、悩みを抱える者、あるいはただ静かに祈りを捧げたい者。皆が皆、かの寺の門をくぐり、安寧を求めていたのじゃ。寺の境内に満ちる静謐な空気は、訪れる者の心を癒し、新たな活力を与えていた。 記録に残らぬとも、その存在の重みは変わらぬ。かの妙法寺は、上天草の歴史と共に歩み、この地の民の魂を支え続けてきたのであるぞ。今後、人間たちが新たな情報を発見しようとも、吾輩の記憶にある妙法寺の尊さは、何ら変わることはないのじゃ。