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hondo baba hachimanguu

Kumamoto 天草市 kumamotoken amakusa shi hondo baba 2877

History

吾輩が語ろう、本戸馬場八幡宮の由緒をな。 天草の地、本戸馬場に鎮座するこの社は、遥か昔より人々の営みを見守ってきたのであるぞ。創建の正確な時期は定かではないが、社伝によれば、平安の世も末、源氏の武士がこの地に降り立ち、武運長久を願い、八幡神を勧請したのが始まりとされているのじゃ。この地は古くから海路の要衝であり、また豊かな実りをもたらす農耕の地でもあったゆえ、武士のみならず、海に生きる者、土に生きる者、皆がこぞって厚い信仰を寄せたのであるぞ。 主祭神は、応神天皇、神功皇后、比売神の三柱じゃ。八幡神は武の神として名高いが、そればかりではない。国を鎮め、産業を興し、子孫を繁栄させるなど、まことに広き御神徳を持つ神様として崇められてきたのじゃ。 江戸の世には、天草を治めた富岡細川藩、そしてその後の天草代官所からも篤く崇敬され、社殿の修復や祭礼の維持に協力があったと聞く。特に、この地の民にとっては、五穀豊穣、大漁満足、家内安全、そして厄除けの守護神として、生活の隅々にまで深く根ざした信仰の対象であったのじゃ。 明治の世となり、神仏分離令が発布された後も、本戸馬場八幡宮は変わることなく、地域の鎮守様としてその役割を担い続けたのである。現在も、毎年秋には例大祭が盛大に執り行われ、地域の人々が一堂に会し、豊かな実りと地域の繁栄を祈願しておる。境内に立ち並ぶ石灯籠や狛犬は、長き歴史と人々の信仰を今に伝える、まことに貴重な存在であるぞ。吾輩も、この社の行く末を、これからも静かに見守り続けることとしよう。