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hiyoshi jinja   ( sannou )の写真

hiyoshi jinja ( sannou )

Fukuoka 福岡市 fukuokaken fukuokashi hakataku sannou 1 choume 9-3

History

吾輩は白狐。千年の時を見守りし、日吉の神使であるぞ。 この日吉神社(山王)が、いつの世に産声を上げたのか、吾輩も定かには知らぬ。ただ、遥か昔より、この地の産土神として、人々が篤く信仰を寄せてきたのは、吾輩の記憶にも鮮やかに刻まれておるのじゃ。 祀られしは、大山咋神と大物主神。大山咋神は、遠く比叡山の日吉大社より勧請されし神であるぞ。山を司り、水を恵む神として、この地の人々の暮らしを永らく見守ってこられたのじゃ。この地域が古くから農業で栄え、水が命であったことを思えば、当然の理であろうな。そして、もう一柱、大物主神。国を造り、農を育み、病を癒す神として、人々の願いを受け止めてこられた。博多という地は、古くから交易が盛んであったゆえ、国造りの神への信仰もまた、自然な流れであったのかもしれぬのじゃ。 「日吉」という社名は、まさに比叡山の日吉大社から、この地に神を招き入れたことに由来しておる。吾輩がこの地に降り立った頃には、既にこの名で呼ばれておったな。 江戸の世には、福岡藩主黒田家の崇敬を受け、社殿は幾度となく造り替えられ、修復されてきた記録が残されておる。そして、明治の時代には、村社として、この地の鎮守としての地位を確固たるものとしたのじゃ。 今もなお、この日吉の杜には、五穀豊穣、家内安全、商売繁盛を願う人々の足が絶えることはない。毎年秋には例大祭が執り行われ、多くの参拝者で賑わう光景は、吾輩も毎年楽しみにしているのであるぞ。この地に根ざし、人々の暮らしと共に歩んできた歴史と伝統は、これからも大切に守られていくであろうな。