mishima jinja
Fukuoka 三潴郡 fukuokaken mizuma gun taiboku machi hiruike 871
History
吾輩の記憶を辿るに、この三島神社は、福岡の地に深く根を下ろす、由緒正しき社であるぞ。蛭池の里にひっそりと鎮座し、幾星霜もの時を重ねてきたのじゃが、その詳細な歴史は、残念ながら朧げな霧に包まれておる。創建の年や、具体的な背景、はたまた主たる祭神についても、明確な記録は乏しいのであるな。 しかし、吾輩が知る限り、世に「三島神社」と称される社は、伊豆の国の一宮、かの三嶋大社を総本社と仰ぐものが多いのじゃ。そして、その多くが大山祇命を主祭神として祀っておる。大山祇命とは、山の神、海の神、さらには酒造の神として、古くから人々の信仰を集めてきたお方であるぞ。全国津々浦々に分社が建立されたのも、道理というものじゃな。これらの社は、地域の開拓や産業の発展と密接に結びつき、特に水利や農業、漁業が盛んな地で、篤く崇敬されてきたのである。 この大木町蛭池の三島神社も、恐らくは、そのような全国的な三島信仰の大きな流れの中で、この地に建てられたのであろう。この地は、筑後川水系の恩恵を受け、古くから農業が盛んであったのじゃ。ゆえに、水の恵みや五穀豊穣を祈願する目的で祀られたと考えるのが自然であるな。また、この地の民の暮らしの安寧と繁栄を願う、氏神様として、永きにわたり大切にされてきたに違いあるまい。 具体的な創建の年代や、いかなる経緯でこの地に勧請されたのかは、吾輩の記憶をもってしても、はっきりと辿ることはできぬ。じゃが、この社が、地域の人々の信仰の中心として、今日までその存在を伝えてきたことは、紛れもない事実であるぞ。願わくば、今後さらなる調査が進み、この三島神社の詳細な歴史が、白日の下に晒されることを期待するのじゃ。