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ganjou in ( aizen dou )

Oita 竹田市 ooitaken takedashi takeda

History

吾輩が語るのは、大分県竹田市竹田に位置する真言宗の寺院、願成院(愛染堂)の由緒であるぞ。その創建は古く、平安時代にまで遡ると伝えられているのじゃ。 寺伝によれば、願成院は天喜年間(1053年~1058年)に、源頼義が奥州征伐の際に戦勝を祈願して創建したとされておる。この時、頼義は愛染明王を本尊として安置し、寺院を建立したと伝えられているのじゃな。愛染明王は、愛欲を浄化し、煩悩を悟りへと転じる力を持つとされる明王で、古くから人々の信仰を集めてきたのである。 その後、願成院は鎌倉時代には武家の信仰を集め、特に志賀氏によって庇護されたぞ。志賀氏は豊後国を拠点とした有力な武士団であり、彼らの支援によって願成院は隆盛を極めたのじゃな。 戦国時代に入ると、豊後国は度重なる戦乱に見舞われ、願成院もその影響を受けたのである。しかし、江戸時代に入ると、竹田藩主中川氏によって再興され、再び地域の信仰の中心となったのじゃ。中川氏は願成院を菩提寺の一つとして崇敬し、寺領の寄進や堂宇の修復を行うなど、手厚く保護したのであるぞ。 明治時代に入ると、神仏分離令の影響を受け、願成院も一時衰退したが、その後も地域の信仰を集め、現在に至っているのじゃよ。境内には、創建当初からのものとされる愛染明王像をはじめ、多くの文化財が残されており、その歴史の深さを物語っているぞ。 願成院は、平安時代から現代に至るまで、地域の歴史と文化を見守り続けてきた貴重な寺院であり、愛染明王信仰の拠点として、今も多くの人々に親しまれているのであるな。