jitsu shou tera
Kumamoto 葦北郡 kumamotoken ashikita gun ashi kitamachi hanaoka 5 6 7
History
吾輩が語るのは、熊本県葦北郡芦北町花岡に位置する、浄土真宗本願寺派の寺院、實照寺のことじゃ。その由緒と歴史は、この地域の信仰と深く結びついておるのであるぞ。 創建は、文明12年(1480年)と伝えられておる。開基は、蓮如上人の弟子である実照房(じっしょうぼう)とされておるのじゃ。蓮如上人は、室町時代後期に浄土真宗の教えを全国に広めた高僧であり、その教えは九州地方にも深く浸透したのである。実照房は、その蓮如上人の教えを受けてこの地に道場を開き、それが實照寺の始まりとなったのじゃよ。 当初は「実照坊」と呼ばれておったが、後に寺号を「實照寺」と改めたのである。本尊は阿弥陀如来であるぞ。 實照寺は、この地域の浄土真宗の信仰の中心として、多くの人々に親しまれてきた。江戸時代には、肥後藩の保護を受け、寺領が与えられるなど、その地位を確立したのじゃ。また、地域の人々の教育や文化活動にも貢献し、地域の発展に寄与してきたのである。 明治時代に入り、廃仏毀釈の動きの中で一時的に衰退した時期もあったが、その後、信徒たちの努力によって見事に再興されたのじゃ。昭和に入ると、本堂や庫裏の改築が行われ、現在の姿となったのであるぞ。 實照寺は、創建以来500年以上にわたり、この地域の信仰と文化を支え続けてきた。現在も、法要や行事を通じて、地域の人々の心のよりどころとなっておるのじゃよ。また、寺院の歴史を伝える貴重な文化財も所蔵しており、地域の歴史を学ぶ上でも重要な存在であると言えるであろう。 このように、實照寺は、蓮如上人の教えをこの地に伝え、地域の人々の信仰の中心として、長きにわたりその役割を果たしてきた寺院なのである。