限定御朱印

春の九州御朱印めぐりガイド【2026年版】— JR九州きっぷで巡る78社の特別御朱印

春の九州御朱印めぐりガイド【2026年版】— JR九州きっぷで巡る78社の特別御朱印
目次

春の九州御朱印めぐりガイド【2026年版】

JR九州が78の寺社と組んで「特別御朱印めぐり」を始めた。太宰府では飛梅が咲き、宮崎では春限定の御朱印が出る。福岡市内だけでも1日で4社巡れる。

九州の御朱印事情を、交通・歴史・ルートの3軸でまとめた。


JR九州「特別御朱印めぐり」(2026年2月20日〜10月31日)

JR九州が47駅の駅長に「おすすめの寺社」を聞いて、78社を選んだ。「御朱印めぐりきっぷ」を買って寺社で提示すると、きっぷ購入者だけがもらえる特別御朱印が用意されている。

きっぷの種類

  • いちにち九州御朱印めぐりきっぷ — 1日限定、普通列車乗り放題
  • ぐるっと九州寺社めぐりきっぷ — 3日間有効、新幹線・特急も利用可

スタンプラリー連動

JR九州アプリのGPSチェックイン機能と連動。巡った寺社の数に応じて抽選で賞品が当たる。アプリを入れておくだけでいい。

面白いのは選定基準。駅チカに限定せず、駅長の個人的な推薦で選んでいる。観光ガイドに載らない地元の名社が混じっているのが、この企画の価値。

JR九州 特別御朱印めぐり公式ページ


太宰府天満宮 — 飛梅と200種6,000本の梅

太宰府天満宮の本殿

太宰府を語るなら、飛梅から。

東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ

菅原道真が京を追われるとき詠んだ歌。主人を慕った梅が一夜で京から太宰府まで飛んできたという伝説が「飛梅」の由来。本殿に向かって右に立つ白梅がそれ。

2026年は1月19日に開花(3輪確認)。境内には200種6,000本の梅があり、2月下旬〜3月中旬が見頃のピーク。

御朱印

通常の御朱印に加えて、季節・行事に合わせた限定御朱印が出ることがある。梅の季節は特に狙い目。種類や日程は事前に公式サイトで確認を。

アクセス

西鉄太宰府線の太宰府駅から徒歩5分。参道の梅ヶ枝餅も忘れずに。


宮崎の神話スポット — 異界としか言いようがない

九州の御朱印めぐりで宮崎を外すのはもったいない。地形が異常で、御朱印にもその「場所の力」が出る。

青島神社

青島神社と鬼の洗濯板

青島神社は亜熱帯植物に囲まれた小さな島の神社。周囲を「鬼の洗濯板」(波状岩)が取り巻く。天の平瓮(ひらか)投げで願掛けができる。

御朱印は春夏秋冬で柄が変わる。春は花柄。季節ごとに集めたくなる設計。

鵜戸神宮

鵜戸神宮の海食洞窟

鵜戸神宮の本殿が海食洞窟の中にある。崖を降りて洞窟に入ると朱塗りの本殿。運玉を亀石の窪みに投げ入れる(男性は左手、女性は右手)。

御朱印は通常版のほか、洞窟のイラスト入りもある。

高千穂神社・天岩戸神社

高千穂峡

天孫降臨の地。高千穂峡の真名井の滝は圧巻。天岩戸神社では、天照大神が隠れた「天岩戸」を遥拝できる(要申込)。

夜は高千穂神社夜神楽(毎晩20:00〜、観覧料700円)。これを見てから翌朝の参拝がいい。


大分 — 八幡の総本山と温泉の街

宇佐神宮

宇佐神宮の南中楼門

全国4万社を超える八幡宮の総本宮。宇佐神宮の上宮には八幡三神(応神天皇・比売大神・神功皇后)を祀る。朱塗りの本殿3棟は国宝。参拝は「二拝四拍手一拝」という独特の作法。

八幡朝見神社

別府温泉の総鎮守八幡朝見神社。境内に湧く「萬太郎清水」は病気平癒の霊水として知られる。温泉街の散策とセットで巡りたい。

アクセス: 宇佐神宮はJR宇佐駅からバス10分、八幡朝見神社はJR別府駅から車5分


熊本 — 清正公と阿蘇の大地

加藤神社

熊本城本丸に鎮座する加藤神社。「セイショコさん」と慕われる加藤清正公を祀る。境内から見上げる天守閣は絶景。2026年の城内特別見学路開通で、より間近で楽しめる。

阿蘇神社

阿蘇神社の楼門

全国約500社の阿蘇神社の総本社、肥後国一の宮阿蘇神社。2016年の熊本地震で倒壊した楼門が2023年に復旧。高さ18mの楼門は「日本三大楼門」の一つ。境内の「願かけ石」は縁結びの名所。

アクセス: 加藤神社は市電「熊本城・市役所前」徒歩10分、阿蘇神社はJR豊肥本線宮地駅徒歩15分


佐賀 — 稲荷と大楠の静かな県

祐徳稲荷神社

祐徳稲荷神社の楼門

日本三大稲荷の祐徳稲荷神社。奥の院への登山道は約300段。本殿から見下ろす有明海の景色も見事。年間300万人が参拝する九州屈指の霊場。

武雄神社

武雄神社の大楠

武雄神社境内奥の大楠は樹齢3,000年、全国巨木第5位。根元の空洞は「神の通り道」と呼ばれ、中に入れる。武雄温泉とセットで巡るのが定番。

アクセス: 祐徳稲荷神社はJR肥前鹿島駅からバス10分、武雄神社はJR武雄温泉駅から車5分


長崎 — 異国情緒と和華蘭文化

諏訪神社

諏訪神社の石段

「長崎くんち」の舞台として有名な諏訪神社。地元では「おすわさん」と親しまれる総氏神。10月の長崎くんちでは龍踊(じゃおどり)と出島太鼓で盛り上がる。和華蘭文化を感じられる数少ない神社。

橘神社

雲仙市の橘神社。毎年年末年始に立つ「大門松」は高さ13m、ギネス世界記録認定。軍神・橘中佐を祀り、境内には北村西望作の銅像。春は約800本の桜並木が参道をトンネル状に彩る。

アクセス: 諏訪神社は路面電車「諏訪神社前」すぐ、橘神社はJR諫早駅からバス30分


鹿児島 — 天孫降臨のもう一つの舞台

霧島神宮

霧島神宮の朱塗りの社殿

天孫降臨の地に建つ霧島神宮。朱塗りの社殿が霧島の緑に映える。本殿は国宝指定。参道の樹齢800年の御神木「霧島神宮のスギ」も見どころ。

照国神社

照国神社の拝殿

鹿児島市最大の照国神社。薩摩藩主・島津斉彬公を祀る。境内の「斉彬公記念館」では集成館事業の資料を展示。西郷隆盛銅像へも徒歩5分とアクセス良好。

アクセス: 霧島神宮はJR霧島神宮駅からバス10分、照国神社は市電「朝日通」徒歩3分


福岡四社 — 1日で巡れる都市型ルート

福岡市内の4社は公共交通だけで1日で回れる。

櫛田神社(博多駅から徒歩15分)

櫛田神社の拝殿

博多の総鎮守として親しまれる櫛田神社。博多祇園山笠の舞台として有名で、境内に常設の飾り山笠がある。「博多総鎮守 櫛田神社」の御朱印。

住吉神社(博多駅から徒歩10分)

筑前國一之宮の住吉神社。摂末社を含めて9種類の御朱印がある。全部集めると1時間はかかる。

筥崎宮(地下鉄箱崎宮前駅すぐ)

筥崎宮の楼門

日本三大八幡宮のひとつ、筥崎宮。楼門に掲げられた「敵国降伏」の扁額は亀山天皇の宸筆と伝わる。元寇ゆかりの社。

季節ごとの限定御朱印が出る。放生会(9月)や正月は特に種類が豊富。

香椎宮(JR香椎神宮駅から徒歩4分)

全国でも数少ない勅祭社の香椎宮(天皇が勅使を遣わす神社)。御朱印には菊花紋章が押される。境内には樹齢1,800年超の御神木「綾杉」。


おすすめルート

福岡1日コース

櫛田神社(9:00)→ 徒歩 → 住吉神社(10:00)→ 地下鉄 → 筥崎宮(11:30)→ JR → 香椎宮(13:30)

午後に余裕があれば西鉄で太宰府天満宮まで足を伸ばせる。

宮崎神話コース(1泊2日)

1日目: 宮崎空港 → 青島神社鵜戸神宮 → 高千穂泊 2日目: 高千穂神社天岩戸神社 → 高千穂峡 → 熊本方面へ

前日夜に高千穂神社の夜神楽を見て、翌朝に参拝するのがベスト。

JRきっぷ九州横断(3日間)

「ぐるっと九州寺社めぐりきっぷ」で九州一周しながら、各県の代表社を巡る。

1日目: 福岡(櫛田・住吉・筥崎・香椎)→ 太宰府 2日目: 熊本(加藤神社・出水神社)→ 鹿児島(霧島神宮) 3日目: 宮崎(青島・鵜戸)→ 大分(宇佐神宮)→ 福岡

78社全制覇は無理だが、3日で15〜20社は巡れる。

九州全県制覇コース(4泊5日)

「ぐるっと九州寺社めぐりきっぷ」で全7県を制覇するコース。

1日目: 福岡(櫛田・住吉・筥崎・香椎)→ 太宰府天満宮 2日目: 佐賀(祐徳稲荷・武雄)→ 長崎(諏訪・橘) 3日目: 熊本(加藤・阿蘇) 4日目: 大分(宇佐・別府八幡朝見)→ 宮崎(高千穂) 5日目: 宮崎(青島・鵜戸)→ 鹿児島(霧島・照国)


アクセスまとめ

  • 太宰府天満宮: 西鉄太宰府駅 徒歩5分
  • 青島神社: JR青島駅 徒歩10分
  • 鵜戸神宮: JR油津駅からバス20分
  • 高千穂神社: 高千穂バスセンター 徒歩15分
  • 筥崎宮: 地下鉄箱崎宮前駅 徒歩3分
  • 香椎宮: JR香椎神宮駅 徒歩4分
  • 宇佐神宮: JR宇佐駅からバス10分
  • 八幡朝見神社: JR別府駅から車5分
  • 加藤神社: 市電「熊本城・市役所前」徒歩10分
  • 阿蘇神社: JR豊肥本線宮地駅徒歩15分
  • 祐徳稲荷神社: JR肥前鹿島駅からバス10分
  • 武雄神社: JR武雄温泉駅から車5分
  • 諏訪神社: 路面電車「諏訪神社前」すぐ
  • 橘神社: JR諫早駅からバス30分
  • 霧島神宮: JR霧島神宮駅からバス10分
  • 照国神社: 市電「朝日通」徒歩3分

情報ソース:

画像クレジット:

  • 青島神社: Naokijp, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
  • 鵜戸神宮: Naokijp, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
  • 筥崎宮: Pontafon, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
  • 櫛田神社: Pontafon, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
  • 高千穂峡: Max Smith, Public Domain, via Wikimedia Commons
  • 太宰府天満宮(本殿): Jakub Hałun, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
  • 祐徳稲荷神社: Public Domain, via Wikimedia Commons
  • 霧島神宮: CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
  • 宇佐神宮: Sanjo, GFDL/CC BY-SA, via Wikimedia Commons
  • 阿蘇神社: Reggaeman, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
  • 諏訪神社: Fg2, Public Domain, via Wikimedia Commons
  • 武雄神社の大楠: そらみみ, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
  • 照国神社: そらみみ, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

この記事の情報は2026年3月時点のものです。限定御朱印の頒布期間や初穂料は各寺社の公式サイトでご確認ください。

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