産田社

📍 和歌山県田辺市 田辺市本宮町本宮100

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基本情報

創建1920年(大正9年)
御祭神明治天皇、昭憲皇太后
旧社格官幣大社・勅祭社
例祭11月3日(例祭)
文化財本殿(登録有形文化財)

由緒

白狐

ふむ、吾輩が産田社の由緒を語ってやろう。しかと耳を傾けるが良い。 吾輩がこの地に足を下ろしたのは、いつの世であったか。遠い昔の記憶じゃな。この産田社は、和歌山県田辺市本宮町本宮にひっそりと鎮座する古社であるぞ。その創建は詳らかではないと人は言うが、吾輩の記憶には、大斎原の傍らに、既にその影があったように思えるのじゃ。熊野本宮大社の旧社地、あの神聖な大斎原の近くに位置し、熊野信仰と深く結びつき、古くから人々が頭を垂れてきた神社であることだけは確かじゃな。 祭神は、かの尊き伊邪那美命であるぞ。日本という国を産み、多くの神々を産み落とした、偉大なる女神じゃ。特に安産や子授け、育児の守護神として、人々の厚い信仰を集めておるのじゃ。産田社の名が「産む」に通じるのも、この女神の御神徳が、この地に満ち満ちていた証であるな。 熊野本宮大社が今の地に移る以前、大斎原にあった頃から、この産田社は、その摂社や末社として、あるいは独立した社として、存在していたと伝えられておる。熊野信仰が最も栄えた平安から鎌倉の世には、熊野詣の旅人たちが、この社にも立ち寄ったものじゃ。現世の恵みだけでなく、来世の安寧を願う熊野詣の道中、安産を願うことは、どれほど重要なことであったか、想像に難くないであろう。 江戸の時代になっても、この社は変わらず、地域の人々の信仰を集めてきた。安産や子授けを願う人々が、ひっきりなしに訪れたものじゃ。今もなお、静かな佇まいの中に、古くからの信仰の息吹が感じられる。地域の人々にとって、かけがえのない大切な場所であることは、吾輩にもよく分かるのじゃ。熊野古道を歩む人々にとっても、この地の歴史と信仰の深さを感じさせる、まことに意義深い場所であるぞ。

ご利益

安産子授け育児

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