御靈神社
📍 京都府京都市 京都市上京区上御霊竪町495
基本情報
由緒
吾輩が語るは、この京の都に鎮座する御靈神社の由緒であるぞ。 御靈神社は、平安時代初期の延暦十三年、かの桓武天皇が平安京へ遷都した年と時を同じくして、この地に産声を上げたのじゃ。新たな都の鎮護と、当時の世を騒がせた御霊信仰を鎮めるため、天皇の御心によって創建されたと伝えられておる。 主祭神は、崇道天皇、すなわち早良親王をはじめとする八柱の御霊神である。早良親王は、桓武天皇の弟君でありながら、藤原種継暗殺事件に連座させられ、非業の死を遂げられた御方じゃ。その後、都には疫病が蔓延し、災害が頻発したのじゃが、人々はこれを早良親王を筆頭とする怨霊の祟りであると恐れたものじゃ。この御靈神社は、そうした怨霊を鎮め、国家の安泰と人々の平安を祈願するために建立されたのであるぞ。 創建当初は、現在の地よりもやや南に位置しておったようじゃが、度重なる戦乱や火災によって、現在の地へと遷座したのじゃ。特に応仁の乱では甚大な被害を受けたが、その後、見事に再建され、今日に至るのである。 御靈神社は、御霊信仰の中心的な神社として、古くから朝廷や貴族、そして庶民からの篤い信仰を集めてきたのじゃ。疫病退散や厄除け、家内安全など、様々なご利益があるとされ、現在でも多くの参拝者が訪れておる。また、毎年五月十八日に行われる御霊祭は、京都三大祭の一つである葵祭に次ぐ歴史を持つ祭礼として知られ、地域の人々によって大切に受け継がれておるのであるぞ。 このように、御靈神社は平安京の歴史と深く結びつき、御霊信仰という日本独自の信仰形態を今に伝える貴重な存在として、その由緒と歴史を刻み続けておるのじゃ。
ご利益
疫病退散厄除け家内安全