小網神社 御鎮座560年記念大祭|10年ぶりの神輿渡御と切り絵御朱印、5月28〜30日
東京・日本橋人形町の小網神社(こあみじんじゃ)が、2026年に御鎮座560年を迎える。
5月28日(木)〜30日(土)の3日間、記念大祭が斎行される。見どころは2つ——5年周期の神輿渡御の復活と、御鎮座560年記念の切り絵御朱印だ。
560年前、網にかかった稲穂
文正元年(1466年)、日本橋川沿いで疫病が蔓延していた。
漁師の翁が網を引くと、稲穂が絡まっていた。翁はそれを持って近くの庵を訪ね、庵主とともに数日を過ごした。夜、庵主の夢に恵心僧都が現れ「この翁を稲荷神として祀れば疫病は退く」と告げた。翌朝、翁の姿は消えていた。
祠を建てると疫病は収まった。それが小網神社の始まりとされる。
「小網」という町名は、この漁師の網の故事に由来する。社名と地名が同じ起源を持つ珍しいケースだ。
戦争を生き延えた神社
小網神社が「強運厄除」と呼ばれる理由には、二つの戦時エピソードがある。
一つは太平洋戦争の出征奉告祭。御守を受けた氏子兵士が全員生還した、と伝えられる。もう一つは1945年3月10日の東京大空襲。周囲の下町が焼け野原となるなか、社殿を含む境内建物は奇跡的に残った。
焼け残った理由を合理的に説明することは難しい。ただ事実として、木造の社殿は空襲を生き延び、今も日本橋のビル街の中に建っている。
10年ぶりの神輿渡御
記念大祭のメインは5月30日(土)の神輿渡御だ。
小網神社の神輿渡御は5年に一度の周期で行われる。前回は2021年の予定だったが、コロナ禍で中止。その前は2016年。つまり今年は実質約10年ぶりの神輿渡御となる。
- 宮出: 13:00
- 宮入: 18:00
- 会場: 日本橋小網町周辺の氏子地域
日程の詳細と各儀式の概要:
| 日程 | 内容 |
|---|---|
| 5月28日(木) | 例大祭斎行(祭典のみ、当日限定品配布なし) |
| 5月29日(金) | 宵宮・御霊入れ(神事のみ、一般参拝者不可) |
| 5月30日(土) | 神輿渡御 宮出13:00→宮入18:00 |
御鎮座560年記念 切り絵御朱印
今回の記念大祭にあわせ、御鎮座560年記念大祭 切り絵御朱印が頒布される。
- 5月28日〜30日: 数量に関わらず授与(予定数到達まで)
- 5月31日以降: 残数があれば継続、なくなり次第終了
切り絵御朱印は紙を精緻に切り抜いて作る御朱印で、通常の墨書とは異なる立体感がある。560という節目の数字と、この神社の由緒にある「網」や「稲穂」のモチーフが使われるか、注目される。
通常御朱印の授与時間は9:00〜17:00。大祭期間中は混雑が予想される。
日本橋という場所
小網神社は東京都中央区日本橋小網町に位置する。徒歩圏内には東証(旧東京証券取引所)、三越本店、コレド室町など金融・商業の拠点が集まる。
それだけに、かつての江戸商人から現代のビジネスパーソンまで、「強運を授かりに来る神社」として参拝者が絶えない。平日の朝でも列ができることがある。
大祭期間中はさらに人が集まることが見込まれる。30日の神輿渡御を見るなら、昼前から現地に入っておく方が無難だ。
アクセス
- 所在地: 東京都中央区日本橋小網町16-23
- 最寄り駅: 東京メトロ日比谷線・都営浅草線 人形町駅 徒歩5分 / 東京メトロ半蔵門線 水天宮前駅 徒歩7分
- 公式サイト: 小網神社
情報ソース:
画像クレジット: Koami Shrine, Nihonbashi-Koamichō, Tokyo — Ken Marshall, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons
この記事の情報は2026年5月7日時点のものです。御朱印の頒布状況や大祭のスケジュールは小網神社の公式サイトまたはSNSでご確認ください。


