2026年5月16日(土)・17日(日)、第42回仙台・青葉まつりが開催される。
テーマは「皆人楽し、伊達な界隈」。そして今年は一つの大きな節目がある。伊達政宗公没後390年だ。
仙台の礎を築いた英雄の御霊を迎え、杜の都の大通りに3,000人以上が練り歩く2日間。御朱印巡りの観点からも、押さえておくべき祭りがある。
没後390年という重さ
伊達政宗は1636年(寛永13年)5月24日に没した。享年70。
生涯で統一を目前にしながらも豊臣・徳川の台頭に翻弄された男だが、仙台という都市そのものが政宗の構想の産物だ。城下町の設計、新田開発、瑞巌寺の整備、そして仙台の「伊達なもの」という文化的な意識——すべてに政宗の指向が宿っている。
2036年には没後400年という大きな節目を迎える。仙台城(青葉城)大手門の復元計画、NHK大河ドラマへの誘致活動も動いている。今年の390年は、その10年前の助走期間でもある。
「2036年の400年記念に向けて、仙台城大手門の復元やNHK大河ドラマ誘致活動が進行中」(仙台・青葉まつり公式)
青葉まつりの構成
青葉まつりは2日制。それぞれ性格が異なる。
5月16日(土)宵まつり 10:00〜20:00
初日は「宵まつり」。屋台やステージイベントが中心で、仙台すずめ踊りの各祭連が西公園・定禅寺通を賑わせる。夜まで続く祭りの前夜祭的な一日だ。
5月17日(日)本まつり 10:00〜17:00
本番は2日目。定禅寺通・東二番丁通を舞台に、時代絵巻巡行が繰り広げられる。参加人数3,000人以上。これが見たいなら、沿道に場所取りが必要だ。
| 演目 | 内容 |
|---|---|
| 仙台山鉾巡行 | 藩政時代の仙台祭を再現した11基の山車 |
| 政宗公神輿渡御 | 青葉神社の神輿が市中を行進(9:10出発) |
| 武者行列 | 旧伊達家家臣団スタイルの武者が列を成す |
| 武術演武 | 旧伊達領の火縄銃隊、日置流弓術 |
| 仙台すずめ踊り | 141の祭連、5,000人以上が参加 |
政宗公神輿渡御——御朱印との接点
御朱印巡りの観点で最も注目すべきは、青葉神社の政宗公神輿渡御だ。
青葉神社は1874年(明治7年)、旧伊達家家臣団が中心となって創建した神社。御祭神は武振彦命(伊達政宗公)。配祀は政宗の正室・愛姫(めごひめ)だ。
5月17日の本まつりでは、この青葉神社から神輿が出立し、仙台市内を渡御する。神輿が出る日は神社の周辺にも参拝者が集まるため、御朱印受付も活気づく。
青葉神社の御朱印は、直書き対応。シンプルで力強い筆致が評判で、余計な装飾を排した潔さがある。本社殿の左隣、社務所受付にて授与。
神社建築は本殿・拝殿・廊・随神門など6棟が国指定登録有形文化財に指定されており、明治初期の神社建築として見ごたえがある。神輿渡御の日は、境内の空気自体が違う。
仙台すずめ踊り——奥深い伝承
「すずめ踊り」の名の由来は2つある。テンポよく軽快に踊る様子がすずめの羽ばたきに似ていること、そして伊達家の家紋が**「竹にすずめ」**であること。
伝承によれば、仙台城の棟上げ祝宴の席で石工たちが即興で踊ったのが起源とされる。職人の踊りが400年近くを経て、今や5,000人が踊る杜の都の名物になった。
141の祭連(さいれん)がそれぞれ独自のアレンジで踊るため、同じ「すずめ踊り」でも見る場所・タイミングで全く印象が変わる。
縁日政宗公まつり(5月30日〜31日)
青葉まつりとは別に、青葉神社境内では縁日政宗公まつりが5月30日〜31日に開催される。
神社の縁日として、参道に露店が並び、境内で祭事が行われる。5月中旬の大祭と月末の縁日——2週に分けて仙台の初夏の祭り文化を楽しめる構成だ。
アクセス
仙台・青葉まつり会場
- メイン会場: 定禅寺通・東二番丁通・勾当台公園・西公園
- アクセス: 仙台市地下鉄 勾当台公園駅 徒歩すぐ
青葉神社
- 住所: 宮城県仙台市青葉区青葉町7-1
- 電話: 022-234-4964
- 最寄り駅: 仙台市地下鉄南北線 北仙台駅 徒歩10分
- 公式サイト: 青葉神社
情報ソース:
画像: 仙台・青葉まつりのパレード(Wikimedia Commons / ChampagneFight / CC0 Public Domain)
この記事の情報は2026年5月8日時点のものです。詳細な日程・ルートは仙台・青葉まつり公式サイトでご確認ください。


