春の高山祭2026|4月14日・15日、12台の祭屋台と日枝神社の御朱印
今週4月14日・15日、岐阜県高山市で「春の高山祭(山王祭)」が開催される。飛騨山王宮・日枝神社の例大祭であり、「日本三大美祭」の一つに数えられる祭礼だ。
屋台が街を動く
春の高山祭の主役は、国の重要有形民俗文化財に指定された12台の「祭屋台(やたい)」。江戸時代の職人技が凝縮された山車で、漆塗り・金具・彫刻・絹の刺繍が贅を尽くしている。これらが旧高山城下町の石畳を曳き廻される光景は、ほかの祭りではなかなか見られない密度がある。
屋台の曳き揃えは両日とも午前9時30分ごろから。日枝神社御旅所前の中橋周辺に並ぶ姿は、写真としても完成している。
からくり奉納という精密機械
12台のうち3台が「からくり奉納」を行う。複数の人形が糸操りで踊り、舞い、組体操のような所作を見せる。江戸時代に作られた機構がいまも動いている、というだけで十分に異常だ。
実演は14日・15日とも午前10時から約50分。良い場所は早めに確保したほうがいい。
御巡幸と夜祭
午後には「御巡幸(ごじゅんこう)」——祭行列——が市内を練り歩く。伝統衣装を纏った数百名の行列は、中橋から古い町並みを経由して神社へ戻る。
14日夜は「宵祭(よいまつり)」。屋台に提灯が灯り、昼間とはまったく別の顔を見せる。夜の高山は昼間より人が少なく、屋台に近づける。
日枝神社の御朱印
祭りの主催神社・飛騨山王宮日枝神社では通常の御朱印が授与されている。
祭礼期間中は参拝者が集中するため、授与所が混雑する場合がある。書き置き対応になることもあるので、御朱印帳と小銭(初穂料500円程度)は事前に準備しておくこと。
春の高山祭限定の特別御朱印については、神社の公式サイトやSNSで直前に案内が出ることが多い。
アクセスと混雑
高山市へのアクセスは名古屋から特急「ひだ」で約2時間。祭期間の列車・宿は早い段階で埋まる傾向がある。
市内は祭当日に車両規制が入る。高山駅から徒歩で主要スポットを回れる規模なので、車よりも電車が合理的だ。
ユネスコ登録の重み
春の高山祭は2016年にユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」として登録された。日本全国の33の山車系祭礼をまとめた登録で、高山の祭屋台はその代表格の一つ。
ただ、文化財的価値よりも「屋台が実際に動いている」ことの方が体験としては大きい。博物館に収蔵された状態でなく、人の手で市内を曳き廻される——これが400年近く続いている。春の飛騨に来る理由として十分だ。
画像: “Four Takayama Matsuri floats” by Chme82, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
情報源: 飛騨高山旅ガイド – 春の高山祭 / 飛騨山王宮日枝神社 公式


