母公堂
📍 奈良県吉野郡 吉野郡天川村洞川
基本情報
由緒
ふむ、吾輩が「母公堂」の由緒を語ってやるのじゃな。 「母公堂」とは、奈良の吉野郡天川村、洞川の地にひっそりと鎮座するお堂のことであるぞ。創建の年ははっきりとは残されておらぬが、その歴史は修験道の祖、役行者、あの男に深く結びついておるのじゃ。 祀られているのは、役行者の母である白専女と伝えられておる。かの役行者が大峯山にて修行に励んでおる最中、年老いた母がはるばる彼を訪ねてきたのじゃ。しかし、女人禁制の結界に阻まれ、それ以上進むことが叶わなかった。その母を不憫に思った役行者が、母のために仮の庵を建てた。それが、この「母公堂」の始まりであるとされているのじゃ。 この伝承から、この場所は女人禁制の結界の最前線として、女性が大峯山に登る際の遥拝所としての役割を担ってきたのじゃ。今でも、大峯山への入山が許されぬ女性たちが、この母公堂で手を合わせ、家族や知人の安全を祈願する姿を見かけることがあるぞ。 そして、役行者の母への深い孝行の心が込められた場所として、親子の絆や家族の安寧を願う人々からも厚い信仰を集めておる。洞川温泉郷の入り口に位置しておるゆえ、多くの参拝者や観光客が訪れ、その古き歴史と信仰に触れることができる場所であるのじゃ。吾輩も時折、ここで人間たちの祈りを見守っておるのであるぞ。
ご利益
親子の絆家内安全道中安全無病息災