juuniso jinja
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History
ふむ、吾輩が語るは、この地の古き由緒じゃな。 吾輩がこの十二所神社の気配を感じ始めたのは、遥か昔、天平勝宝元年(749年)のことであるぞ。まだこの地が、今ほど人の営みで満ちておらぬ頃じゃ。姫路の森の奥深く、その聖なる地に初めて社が築かれたのじゃ。吾輩のような古きものにとっては、つい先日のことのようにも思えるが、人の世では千と二百年を優に超える歴史であるな。 主祭神は、天地創造の御夫婦神、伊邪那岐命と伊邪那美命じゃ。この二柱の神は、この日ノ本を産み、八百万の神々を育んだ、まさしくこの国の根源を成す御方々であるぞ。故に、国家の安寧を願い、子孫の繁栄を祈り、そして良き縁を結びたいと願う人々が、古よりこの社へと足を運んだのじゃ。吾輩も、その神々しき御気配を幾度となく感じてきたものじゃ。 当初、社は今の姫路城の西北、森深く静かな場所に鎮座していたのじゃが、人の世の移ろいは速いものじゃ。慶長8年(1603年)、姫路城が築かれるにあたり、この地へと遷座することになったのじゃ。城下町の発展と共に、この社は地域の守護神としての役割をより一層強く担うことになったのであるな。吾輩も、新しい地へと移り変わる社の様子を、まぶたの裏に焼き付けておるぞ。 江戸の世には、姫路藩主らの崇敬も篤く、歴代の藩主が社殿を造り直し、手を加え、大切に守ってきたのじゃ。明治の御代に入り、神と仏が分けられ、社の位が定められても、この十二所神社は地域の総鎮守として、また県社として、その格式を保ち続けたのであるな。吾輩は、その栄枯盛衰を静かに見守ってきたのじゃ。 そして現代に至っても、この十二所神社は姫路の真ん中に位置し、変わらず地域の守り神として、人々の心の拠り所であり続けておる。初詣や例大祭の折には、遠方からも多くの人々が訪れ、その賑わいは吾輩の耳にも心地よく響くものじゃ。古き由緒と伝統が、今もなお息づいている証であるな。