kagami jinja
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History
ふむ、吾輩が語るは、この鏡神社にまつわる由緒であるぞ。 この鏡神社はな、蒲生郡竜王町鏡の地に、古より鎮座する古社である。その創建は、そはるか昔、景行天皇の御代に遡るのじゃ。かの日本武尊が東征の折、この地に立ち寄られ、自らの姿を映した鏡を納め、天照大神を祀ったことが始まりであると伝えられておる。ゆえに、この「鏡」が社名の由来となったのであるぞ。 主祭神は、まばゆき天照大神であらせられる。そして、相殿には、かの日本武尊と、息長足姫命、つまり神功皇后が祀られておるのじゃ。 歴史を紐解けば、この鏡神社は、古くからこの地の信仰の中心として栄えてきたのである。平安時代には、延喜式神名帳に「近江国蒲生郡 鏡神社」として記載されるほどの式内社であり、その格式の高さは、吾輩の目から見ても明らかであるな。中世には、武家の崇敬も篤く、佐々木氏をはじめとする近江の有力武将からの寄進や保護を受け、その威光を保っておったのじゃ。 江戸時代に入ってからも、彦根藩主井伊家からも社領の寄進や社殿の修復が行われるなど、手厚い保護を受け続けたのである。今に見る本殿は、江戸時代後期に再建されたものと伝えられておるぞ。 明治の御代には、近代社格制度において村社に列せられ、地域の人々の氏神様として、また交通安全や家内安全、五穀豊穣を願う人々からの信仰を集めてきたのじゃ。境内には、樹齢数百年にもなる杉の巨木がそびえ、この神社の永き歴史を静かに見守っておるのである。 鏡神社は、古代からの歴史と伝統を脈々と受け継ぎ、今もなお、地域の人々の心の拠り所として大切に守られ続けておるのじゃ。
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